野外彫刻「進む形」(やがいちょうこく「すすむかたち」)
- 【作】堀内 正和
二つのL字形直方体が二つの立方体を仲介に挟み相互侵犯の関係で連結している。
二つのL字は互いに相手の尻尾を咬み、二つ巴の格好で円環回帰の相をあらわす。
体育館には安定休息の姿勢より動き出す気合のこもった姿勢のほうがふさわしい。この作品は立方体の稜線で立っているので全体が45度に傾き、今にも発進しそうな姿勢である。
太陽が放射する光のエネルギーは複合反射し、前進の原動力のように明るく光り輝くであろう。
「碧南の彫刻のあるまちづくり」第1作(昭和58年度)
堀内 正和
ステンレススチール
碧南市臨海体育館前